(3) 調達
「調達」業務において作成される文書としては、契約書、伝票などの取引きに関する文書と、物品管理表、歳入管理簿などの管理に関する文書がある。業務上の特徴としては、文書の量が多く、外部との情報交換が多いことなどがあげられる。
(取引きに関する文書)
まず、取引きに関する文書例としては、契約書、見積書、伝票、業者選定資料などがあげられる。代表的な業務プロセスとしては、文書の収受、作成、供覧、施行、完結、(データ入力)、保管、保存という流れが考えられる。
(管理に関する文書)
管理に関する文書例としては、物品管理簿、歳入管理簿などがあげられる、代表的な業務プロセスとしては、情報の収受、作成、完結、(データ入力)、保管、保存という流れが考えられる。
調達業務の特徴としては、文書の量が多いこと、そのためにファイリングのための労力やコストがかかること、データ入力する場合に作業量が多いことなどが考えられる。実際に情報の交換や保存などを電子的に行っている事例があり、ファイリング作業の軽減、データ入力作業の効率化といった面で効果をあげている。しかし、その取り組みはまだ途についたところであり、今後は組織を超えた広い連携を検討していくことが有効である。
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